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世界遺産に登録された平泉に、2017 年、地元農家の手によるワイナリーが誕生しました。わずか15坪しかありません。 できるだけ果汁に手を加えず絞ったままの味わいを活かすようなワインづくりを心掛けています。
- 作り手
農事組合法人アグリ平泉。人口約7,000 人の平泉の台所を支える集営農家です。小麦、大豆、お米を主に生産しています。
ぶどう畑
平泉は平安時代に藤原氏が栄華を極めたところ。風水も良いのでしょうか、平泉駅に降り立つと空気の流れの良さを感じます。その昔、西行法師が訪れ、その山桜の見事さに感動し 「ききもせず 束稲やまのさくら花 よし野のほかに かかるべしとは」と、詠んだ束稲山の 中腹につくりました。日当たりの良い西斜面にある休耕田を開墾し、暗渠をほどこしぶどう畑をつくりました。 当初は30 a の畑にナイアガラ、キャンベル、デラウェアを植樹しましたが、すこしづつ拡大し山葡萄、メルロー、シャルドネなど、ワイン用のヨーロッパ系品種の植栽を進めてゆく予定です。2019年には新たな畑にピノ・ノワールを植栽し、初収穫による自社畑のワインにも挑戦。2020年よりワインづくりを本格化。
冬は雪に埋もれ真っ白な畑になります。新芽や実りの季節は野生動物との格闘も課題です。
ワイナリー
事務所として使っていた建物の15坪の会議室部分を醸造室に改装しました。とても狭いスペースのワイナ リーです。町から離れたとても静かな環境にあります。
醸造家
関根康之。2006 年にボルドー大学醸造学部、ワイン技術コース終了し、ボルドー、アルザス、南アフリカ他で見習い修行をした経験があります。 - ※飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁じられています。
※妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
※お酒は適量を。